4.地震で原子炉がバクハツ!?


ホーム > 「10分でわかるお話」ホーム > お話4

ハマオカの真下でプレートがはねかえる


 「陸がわのプレート」は「海がわのプレート」にひっかかってこらえていますが、ある日、突然、はねっ返って、「プレート境界型地震」という巨大地震が起こります。

これが東海地方の沿岸で起こると「東海地震」になります。

 「関東大震災」も「スマトラ沖大地震」も、この「プレート境界型地震」です。


ハマオカにかぶる大津波




ハマオカは遠浅の砂浜の海岸にあり、東海地震が起きて数分以内にスマトラ沖地震クラスの大津波におそわれると予想されています。



こわい「メルトダウン」



パイプが破れたりすると、原子炉ヤカンの中の水はほとんど蒸発して「空焚き」し、原子炉を包む格納容器は水蒸気爆発を起こして、大量の放射能がドドーッと大気中にあふれ出ます。

 そして、自分の熱で溶けたウランは、放射能をまき散らしながら原子炉や格納容器の底を溶かして地面に落ちてます。

 これが地上最悪の事故「メルトダウン」。ひとつがメルトダウンすると、隣り合った原子炉も次々とメルトダウンを起こすかも知れません。



放射能が首都圏をおそう

東海地震が起こると、ハマオカの原子炉が爆発。

 原子炉ひとつあたり、ヒロシマ型原子爆弾1000発分の放射能が大気中にひろがり、季節風に乗って6時間後には200キロメートル風下にある首都圏を直撃します。


お話5へ