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■朝日新聞・科学欄に掲載(03.0701)

【東海地震の第一人者、浜岡原発「極めて危険」】の要約
(以下は新聞記事を基にして大意をまとめたものです)

茂木清夫氏が7月1日、「直下でマグニチュード(M)8の地震がおきる浜岡原発は、極めて危険な状況だ」と地震の国際学会で発言した。

茂木氏は前地震防災対策強化地域判定会長。東海地震の第一人者による、学術集会としては異例の発言だった。

経済産業省や中部電力は「マグネチュード8.5の地震でも耐えられる」としていることに対し、茂木氏は「揺れ、岩盤の壊れ方など大地震のことはわかっていないことが多い。地震のたびに、想定外のことが起きている」と、反論。

同氏が浜岡原発に関心を持ったのは、01年に起きた1号機の配管破断の時以来。「それまでは警戒宣言の問題に集中していたが、原発を調べてみると平気でいられる問題ではなかった。地震の専門家として発言する責任を感じた」という。(以上)

茂木氏は、静岡新聞の「論壇」でたびたび、浜岡原発の事故の可能性について不安を示す記事を書いています。