浜岡原発を止めておく方法

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 まず、確認します。今、浜岡原発は4機とも止まっています。ですがこのまま何もしなければ、近いうちに4機とも必ず運転再開させられるということを。原子炉の熱は冷めるのに時間が必要です。東海地震が起こる前に運転停止から最低3ヵ月間冷却し続けていなければ、冷却系のトラブルが原発震災につながります。

 原発は日本の国策により発展してきました。安全を宣言しているのは国。そして東海地震は国が想定している唯一の巨大地震。突き詰めるとこの問題は国がリーダーシップを発揮しなければ解決しません。そのためには、多くの国会議員に緊急事態であるという問題意識をもってもらい、この問題を国会で解決してもらう必要があります。

 国会議員は市民の代表。市民が声を挙げなければ動きません。そのためにできることを以下に3つ具体的にまとめてみます。一人一人の市民が個人の責任で働きかけることが何より有効。国会議員にとって国策である原子力政策にたてつくことは大きなエネルギーを要することです。その重い腰を今こそ上げてもらわなければなりません。これらの動きを取りまとめていくために、今回、「浜岡原発、巨大地震対策虹のネットワーク」の立ち上げとなりました。

市民からの声で公式に最も効果があるのが【意見書】。これは市町村議会から国の関係行政庁に対して提出される公文書。市民の代表で構成される議会からの正式な意見なので、数が集まれば国会議員が動く際の大きな後ろ盾になります。目安として100を超える自治体が【意見書】を提出すれば、浜岡原発を止めておくことができると考えています。2002年10月28日現在、既に県や市町村の議会から31の意見書が提出されました。働きかけたところは、ほぼ間違いなく提出につながっています。提出を働きかけるための具体的な方法をココに!これまで既に提出された【意見書】を参考資料としてココに示します。

 【意見書】を出してもらうために、まずは一人一人が【陳情書】を県や市町村の議会の事務局に提出しましょう!一人でもすぐにでもできる、びっくりするくらい簡単な方法です。一枚の紙に「連絡先」「主旨」「理由」を書いて、印鑑を押して提出します。自分の言葉でメッセージを伝えることが大切です。どんなに短くても構いませんが、以下のキーワードを必ず入れて作成してください。詳しくはココに!例文をココに載せてありますが、できるだけアレンジして、自分のことばで想いを表現してください。なお、自分の住んでいない自治体の議会に対して提出することも、その際に同じ文章をコピーして用いることも全く問題ありませんので、どんどん提出してください!

必ず入れるキーワード

「浜岡原発」、「東海地震」、「意見書の提出を求める」

 

こ この問題は、マスコミが報道できません。電力業界が不利になるような「地震と原発」の組み合わせは一切報道できないのが実情です。なぜならほとんど全てのマスコミが電力業界とスポンサー契約を結んでいるからです。その結果、国会議員の周りにいる支援者の方々に、まだ情報が届いていません。政治家は周りの支援者が問題意識をもった課題には取り組まざるを得ません。選挙の票を握っているのは多くの場合、有権者全体ではなく周りの一部の支援者だからです。国会議員を支援している支援者に、クチコミで情報を伝えましょう。そして、その方から国会議員を動かしてもらうのがとても有効です。

明るくわかりやすく情報を伝えるには、持ち運びやすくコンパクトにまとまった美しい資料が必要と考え、カラー印刷8ページのメッセージパンフ(頒価300円)を作成しました。ぜひ活用してください。申し込みは事務局まで。

 

 原子力発電所は世界中に430機も稼動中です。しかし、この中でマグニチュード8クラスの巨大地震を国が想定している場所で運転しているのは、たった一箇所、浜岡原発だけです。浜岡原発の運転は世界からみれば全く非常識です。災害が起こればその影響は日本に留まらず、アジア、アメリカひいては地球全体の環境、そして世界経済に大きな打撃を与えます。浜岡原発は世界から見れば、存在が理解できない、止めるのが当たり前の原発なのです。

  2003年夏の1ヶ月間(7月25日〜8月25日)、世界的に名の通ったシンボルである富士山を囲んでいくつものギャザリングが行なわれます。地球規模でみれば浜岡は富士山のお膝もと。富士山を原発震災から守りましょう。

Gaia Greens Festival around Mt.FUJI

 

毎年、富士山の周りでは夏場多くのイベントが開催されています。2003年夏はそれら多くのイベントの開催者にこの問題の緊急性を理解して頂き、フェスティバルの参加イベントとして、サブタイトルに「東海地震がすぎるまで浜岡原発とめておこう!」を掲げてジョイントしてもらいます。期間中、行われるイベント(ギャザリング)の全ての会場で、参加者からメッセージを集めます。これを一つにまとめて政府や関係行政庁、海外の主要機関に提出します。あなたの関わっているイベントの主催者をご紹介ください。順次交渉して参ります。

 このフェスティバルを通じて、富士山の周りで起ころうとしている大災害の存在を世界に情報発信していきます!海外のマスコミに取り上げてもらうことを目指します。

あなた自身が小さなイベントを企画してみませんか?ゴミ拾いやバザー、勉強会や演奏会、簡単なシンポジウムなど、どんな小さな企画でも構いません。

 

 なお、ボランティアスタッフを緊急募集しています。あなたも来年の夏に向けて一緒にスタッフとして関わってみませんか?

<連絡先>

浜岡原発、巨大地震対策虹のネットワーク 

〒411-0804三島市多呂18-15-A101

TEL090-4756-3488 FAX055-984-4114

  E-mail:stop-hamaoka@mbk.nifty.com  http://amanakuni.net/niji

 

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