平成14年6月6日
中部電力株式会社
取締役社長 川口文夫 様
焼津市議会議長 古桑 幸郎
浜岡原発2号機水漏れ事故に関する申入書
平成14年5月25日午前2時20分頃、中部電力浜岡発電所2号機の余熱除去系低圧注入管第2隔離弁(B)とドレン配管の溶接部から放射能を含んだ冷却水が霧状に噴出した事故が発生した。
同原発の2号機は、昨年11月に1号機で起きた配管破断・原子炉水漏れ事故に伴い運転を停止し、約半年にわたる緊急点検のすえ、24日午後に運転が再開された。その直後だけに事態は深刻である。
原発に対する運転管理には万全を期すよう求めてきたにもかかわらず、再度の事故を起こしたことは、地域住民はもとより、国民にとっても原発に対する不安は隠せない事実である。
よって、以下のことを強く要請する。
記
1. 徹底した原因究明を急ぎ、判明しだい事故内容等を公開すること。
1. 原発全体の徹底した点検を行い安全確保を講ずるとともにその対策を公開すること。
1.老朽化がすすむ2号機の「廃炉」を含む抜本的な改善対策を講ずること。
以上
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