市町村の動き

トップページに戻る



日付 提出者 意見書/申入書 提出先
20020704 清水市議会 意見書採択 国+静岡県
20020702 掛川市議会 意見書採択、申し入れ 国+静岡県、中部電力
20020701 静岡市議会 意見書採択 国+静岡県
20020618 榛原町議会 意見書可決 政府+国会+静岡県
20020617 菊川町議会+町長 申し入れ 中部電力
20020617 吉田町議会 意見書採択 国+静岡県
20020612 小笠町議会 申し入れ 中部電力
20020606 焼津市議会 申し入れ 中部電力

*********************************************************
(2002年7月3日静岡新聞朝刊)

休炉申し入れ書提出 中電に掛川市議会−浜岡原発1・2号機 

 掛川市議会は二日、中部電力の川口文夫社長に対し、「中電浜岡原発1、2
号機の休炉を直ちに求める申し入れ書」を提出した。
 山本義雄議長をはじめ石山信博副議長、戸塚正義議運委員長、各会派代表
ら計八人が市役所議長室で、三島康人同社掛川営業所長に手渡した。

 申し入れ書は、運転を再開したばかりの2号機で水漏れ事故が起きたのは、
再発防止策が十分に機能しなかった表れで、定期点検や安全点検への信頼を
失わせたと指摘。予想される東海地震が発生するまで、1、2号機を直ちに休
炉にするよう求めている。

 市議らは「休炉としたのは中電の判断で自主的にすぐできるからだ。廃炉だと
国の許可が必要」「国のエネルギー政策や原子力の重要性も承知の上で、あえ
て厳しい内容にした」「小笠・掛川地域合併問題にも影響するが、合併も住民の
安全抜きでは考えられない」などと述べた。

 申し入れ書に対し、三島営業所長は「議会の判断、市民の気持ちを重く真摯
(しんし)に受け止めます。徹底した安全対策の確立をしていきます」と話した。

*********************************************************
(2002年7月2日静岡新聞夕刊)

掛川市会が国、県に意見書 浜岡原発1・2号機 

 小笠郡浜岡町の中部電力浜岡原発の度重なる事故を受けて、掛川市議会
は六月定例会最終日の二日、予想される東海地震が発生するまで、1、2号
機を直ちに休炉にするよう国、県に指導を強く求める意見書を全会一致で可
決した。中電に対して、直ちに1、2号機を休炉にするよう強く求める申し入れ
書を提出することも決めた。
 掛川市と小笠郡五町の合併問題で、掛川市、大東町、大須賀町でつくる研
究本部、小笠、浜岡、菊川三町による研究会が四月にそれぞれ組織され、一
市五町の合併を目標に二つの研究会のすり合わせ時期を模索している。浜
岡町の本間義明町長が2号機について、「再発防止のため細部にわたり総
点検が確実に実施されれば、再開に問題はない」との認識を示しているため、
掛川市議会の休炉を求める意見書の可決は、合併問題に大きな影響を与え
そうだ。

 意見書は同日、内閣総理大臣、経済産業大臣、衆議院議長、県知事など
に郵送する。

 意見書は、昨年十一月に1号機で事故が相次ぎ、1、2号機で点検と事故防
止対策を実施してきたにもかかわらず、運転再開したばかりの2号機で水漏
れ事故が起きたのは定期点検や安全点検への信頼を失わせ、周辺住民は
恐怖におびえていると指摘。東海地震想定前設計の1、2号機はいったん事
故が起きると甚大な被害が予想されるとともに、壊滅的な災害に発展する危
険性がある―としている。

*********************************************************
(2002年7月2日静岡新聞朝刊)

静岡市議会で可決 浜岡原発意見書 

 静岡市議会は一日、六月定例会最終本会議を開き、「浜岡原子力発電所
の度重なる事故に当たり抜本的な対策を求める意見書」を全会一致で可決
した。
 意見書は国に(1)事故原因の究明とその結果の公表を行い、安全確保が
確認されるまで運転再開をしないよう指導すること(2)原発の安全確保に向
けた抜本的対策の実施(3)地震時の事故発生を想定した防災対策の策定―
を求めている。

 榛原郡吉田町や同榛原町などがすでに可決した意見書は国や県に廃炉指
導を求めているが、同市議会では踏み込まなかった。

 同市議会は三月にも、事故原因の徹底究明と全システムの再点検などの
指導を求める意見書を国に提出している。

*********************************************************
(2002年6月29日静岡新聞朝刊)

浜岡原発意見書 清水市議会も可決へ 

 清水市議会の議会運営委員会は二十八日までに、中部電力の「浜岡原子
力発電所の抜本的な対策を求める意見書案」を六月定例会最終日の七月
四日に上程、可決することを内定した。
 意見書案によると、昨年十一月以来、度重なる事故で「周辺住民はもとよ
り、国民の不安と不信は一層高まっている」と指摘。その上で▽事故を起こ
した1、2号機については国も参加して原因究明を行い、その結果を公表す
る。安全確保が確認されるまで運転再開をしないよう指導する▽原発の安全
確保に向けた抜本的な対策を実施する▽緊急に地震時の原発事故を想定
した防災対策を策定、地方自治体に示す―などを求めている。 

*********************************************************
(2002年6月27日静岡新聞朝刊)
1、2号機休炉の意見書 本会議に提出へ、浜岡原発で掛川市議会

 掛川市議会は二十六日の議会運営委員会で、中電浜岡原発の相次いだ
事故に当たり、予想される東海地震発生後まで、1、2号機を直ちに休炉に
するよう国、県に指導を強く求める意見書を七月二日の六月定例会最終本
会議に提出することを決めた。
 小笠・掛川地域は、掛川市と小笠郡五町の合併を視野に入れた協議が模
索されているが、掛川市議会の意見書が可決されると合併問題にも大きな
影響が出るとの見方が出ている。
 意見書は、運転を再開したばかりの2号機で冷却水漏れ事故が起きたの
は、再発防止策が十分に機能しなかった表れで、定期点検や安全点検への
信頼を失わせた、と指摘。

 東海地震想定前の設計の1、2号機はいったん事故が起きると甚大な被害
が予想されるとともに、壊滅的な災害に発展する危険性がある―としている。

*********************************************************
(2002年6月25日静岡新聞朝刊)
浜岡原発意見書 静岡市議会も提出へ

 静岡市議会は二十四日の議会運営委員会で、浜岡原子力発電所の度
重なる事故に当たり抜本的な対策を国に求める意見書を七月一日の六月
定例会最終本会議に提出することを決めた。
 意見書は再起動した直後の浜岡原発2号機で放射能を含んだ冷却水の
漏えいが発生したことを受け、(1)事故原因の究明とその結果の公表を行
い、安全確保が確認されるまで運転再開をしないよう指導すること(2)原発
の安全確保に向けた抜本的対策を実施すること(3)地震時の原発の事故
発生を想定した防災対策を策定すること―を求めている。

*********************************************************
(2002年6月19日静岡新聞朝刊)

「国・県は廃炉指導を」 榛原町議会意見書可決

 先月発生した小笠郡浜岡町の中部電力浜岡原発2号機の水漏れ事故
を受けて、榛原郡榛原町議会は十八日、国や県などに対し「原発事故は
壊滅的な災害に発展する可能性を秘めており、中電へ1、2号機の廃炉
指導をするよう強く求める」との意見書
を全会一致で可決した。また、中電
に対しても1、2号機の廃炉の検討を求める旨の要請書を提出することを
決めた。町議会による廃炉要求は、榛原郡吉田町議会でも十七日に全会
一致で可決している。
 意見書では「運転再開直後の事故は(1号機の配管破断、水漏れ)事故
以降に検討されたという再発防止策が十分に機能しなかった表れで、自
主的安全点検の信頼を失わせる事故」と指摘。「常に浜岡原発は1、2号
機が再び事故を起こしうる状況で地域住民の信頼回復は難しい」としてい
る。
 内藤昭三議長は「原発の点検方法は常に可能性を求めて追求していく
べきもので、今回の事故は職員の緊張感が欠如している表れ。耐用年数
の過ぎた1、2号機は廃炉が妥当」と話している。

 吉田町議会でも「外部への放射能漏れはなかったというが、ECCS低
圧注入系配管での水漏れだった事は重大」と構造などを疑問視。「吉田
は周辺五町でないからこそ、強く出るべき」(議会関係者)と強硬に廃炉
を求めていくとしており、他の周辺町の今後の動向に注目している。

*********************************************************
(2002年6月18日静岡新聞朝刊)
浜岡原発事故で原因究明求める 菊川町、町議会

 中部電力浜岡原発2号機の水漏れ事故で、小笠郡菊川町と同町議会
は十七日、同社に事故原因の徹底的な究明などを要請した。
 同町役場を訪れた同社掛川営業所の三島康人所長に対し、太田順一
町長と戸塚正晴議長がそれぞれ、川口文夫社長あての申し入れ書を手
渡した。
 町と議会は申し入れ書で、町民の原発に対する不安感が高まっている
とし、原因究明の経過と結果を公開するように求めた。想定される東海地
震にも触れ、安全確保に向けた抜本的な対策を強く要請した。

*********************************************************
浜岡原発廃炉求める意見書採択=吉田町議会、静岡県内で初めて

 中部電力浜岡原子力発電所2号機(静岡県浜岡町)で起きた配管から
の冷却水漏れを受け、同町に近い同県吉田町は18日、同原発1、2号機
の廃炉を求める意見書
を同町議会が17日に全会一致で採択し、近く県
知事と文部科学、経済産業の両大臣に提出することを明らかにした。
 (時事通信)[6月18日12時3分更新]

*********************************************************
<浜岡原発>中電に廃炉を要求 隣接の静岡・小笠町

 中部電力浜岡原発(静岡県浜岡町)で先月25日に起きた冷却水漏れ
事故を受け、浜岡町に隣接する小笠町議会(寺本達良議長)は12日、
運転開始から20年以上が経過する1、2号機について、点検で老朽化が
認められれば廃炉を求める要求書を中電に提出した。同議会は昨年11
月の事故の際も同様の申し入れをしている。
(毎日新聞)[6月13日0時57分更新]

*********************************************************
(2002年6月7日静岡新聞朝刊)
廃炉含む改善策を 焼津市議会が中電に申し入れ

 中部電力浜岡原発2号機の冷却水漏れ事故で、焼津市議会は六日、
徹底した原因究明と対策の公開や2号機の廃炉を含む抜本的な改善策な
どを求めた申入書を、同社の川口文夫社長あてに提出した。古桑幸郎議
長と増田信行副議長が同原発を訪れ、阪口正敏副所長に手渡した。
 古桑議長は提出の理由を「ビキニ環礁(で起きた第五福竜丸事件)もあ
り、焼津市民には原子力に対しほかと違う感情がある」と説明。「(1、2号
機は)大丈夫だと説明を受けた直後の事故で、大きなショックだった」と述
べた。
 阪口副所長は「原因を究明し、説明できるようにしたい」と話した。


このページの最初に戻る

トップページに戻る